こんにちは。
企業戦士からフリーライターにジョブチェンジしたNao(@nao8110_writer)です。
フリーランス1年目ですが、事業用口座と生活費口座を分けずにスタートしちゃいました…。
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
特に65万円控除の青色申告を目指している人は「このままで大丈夫だろうか?」と不安な人も…。
そこで
事業用口座と生活費口座を分けてなくても青色申告できる?
分けなくても青色申告できます!
しかしプライベートの収支まで記帳しなければいけないので結構めんどくさいよ(体験談)
ではさっそく詳しく説明していきましょう!
(ご注意)この記事は、会計記帳指導を受けている私が、指導員さんに教えていただいた内容をもとにして作成しています。そのため「簿記や会計の専門知識の解説」ではなく「実際の記帳作業はどうすればいいの?」という話が中心となっています。
私が会計記帳指導を受講するに至った流れが気になる人はこちらをご覧ください↓↓↓
【目指せ!青色申告】無料の記帳指導がすごい|フリーライターもくじ
事業用口座と生活費口座を分けないと記帳が「めんどくさい」
事業用口座と生活費口座を分けなくても、青色申告はできる
Naoさんの会計記帳指導をしている鈴木です。
鈴木さん、事業用口座と生活費口座を分けていないと青色申告できないのでしょうか?
結論から言えば、事業用口座と生活費口座が分かれていなくても青色申告はできますよ。
それは良かった♪
むしろ駆け出しフリーランスの人は「報酬はそのまま生活費になるんだよ~」というパターンが普通なので、同じ口座の方が何かと便利な人もいると思います。
ただし青色申告をする場合、事業にかかわる口座のすべての収支を記帳する必要があるんです。
すべての収支…?
口座を分けていない場合は、生活費の収支も記帳が必要!
青色申告を目指している場合、事業用口座と生活費口座が分かれていないと「生活費の収支も記帳しなければいけない」というめんどくさい作業が発生します…。
つまり「事業用口座と生活費口座が分かれていない」というよりも「事業用口座に生活費が混在している」ので、生活費の収支も記帳しましょう、ということ。
私の場合、事業に関係のないプライベートな収支(口座に振り込まれるお金、または引き落とされるお金)には次のようなものがありました。
- 会社からの給与、退職金
※私は副業期間があったため、その間会社からの給与と退職金の振り込みがありました。
- 子供の習い事の月謝引き落とし
- 奨学金の月々返済
- 生命保険、医療保険の支払い
- 生活費の現金引き出し
- 生活費のクレジットカード引き落とし
- 各種サービスの支払い
※各種サービスの支払いって怪しい響きですが、電子決済のチャージ、有料アプリやクレジットカードの会員費を口座引き落としにしている場合とかですね。
つまり、これらの収支に関しても記帳する必要があるというわけです。
事業用口座に生活費が混在している場合の記帳の仕方は?
あの…、漫画アプリの課金は「漫画アプリ〇月分」とか書くんですか?
何だか嫌です…。
事業に関係ない収支の「明細」までは書く必要はありません。そこまでプライベートを帳簿にさらけ出さなくても大丈夫ですよ…。
「事業主貸」「事業主借」を使う
事業にかかわる口座の中に混在した「生活費」を記帳する時は、「事業主貸」と「事業主借」という勘定科目を使います。
事業主貸、事業主借って何ですか?
下の図のイメージです。
事業主貸とは、事業主が個人としての自分にお金を貸すこと。
事業主借とは、事業主が個人としての自分からお金を借りること。
生活費としての支出は「事業主貸」
先ほどの「事業と関係ない支出」については、すべて「事業主貸」で記帳します。
事業主としての私が、個人の私の支出を代わりに支払ってる(貸している)と考えるとわかりやすいですね。
【例】事業用口座から習い事の月謝5,000円が引き落とされた場合
借方 | 貸方 |
事業主貸 5,000 | 普通預金 5,000 |
会計ソフトの「帳簿入力」から記帳している人は次のように入力しましょう。
- 勘定科目…事業主貸
- 摘要…生活費
- 引出…5,000
明細までは書かずに「生活費」で良いのか。
生活費としての収入は「事業主借」
続いて「事業と関係ない収入」については、すべて「事業主借」で記帳します。
事業主としての私が、個人の私から借りたお金を口座に入れている、と考えるとわかりやすいですね。
【例】事業用口座に会社からの給与20万が振り込まれた場合
副業をされている人などは、個人事業と別に会社からの給与が振り込まれるケースも少なくありません。
借方 | 貸方 |
普通預金 200,000 | 事業主借 200,000 |
会計ソフトの「帳簿入力」から記帳している人は次のように入力しましょう。
- 勘定科目…事業主借
- 摘要…会社からの給与
- 預入…200,000
事業と関係ない支出は「事業主貸」、事業と関係ない収入は「事業主借」と覚えておけばOKだね!
事業専用口座を用意して徐々に移行中
事業用口座に生活費が混在しているデメリット
事業用口座に生活費が混在していても、青色申告はできますが分けることをおすすめします。その理由は2つあります。
- 記帳作業がめんどくさい
- 事業の収支が見えにくい
ここまで説明したように、生活費を「事業主貸」「事業主借」という勘定項目で仕分けすることができますが、やはりめんどくさいですよね。
そしてもう1つの理由は、生活費が混在することで「純粋な事業の収支が見えにくい」ということがあげられます。
生活費が混在しているせいで、通帳の明細を見るだけでは「売上、経費、利益がすぐにわからない」という状態に…。
※事業主貸、事業主借で処理する生活費は「経費」にはならないので、損益には影響しないよ!
エクセルなどで売上と経費を管理している人は、問題ないかもね。
クラウドソーシング利用者には「楽天銀行」がおすすめ
私は、自分で記帳して青色申告を目指そうと考えているので、今後は事業専用口座を作って生活費と分離していきます。
特にクラウドソーシングを利用しているフリーライターさんにおすすめの口座は「楽天銀行」です。
楽天銀行なら、クラウドソーシング経由の報酬振込手数料が1/5になってとってもお得だよ!
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今回のように「口座をわけてなかった!」「どうやって記帳するの?」など、青色申告のお困りごとを気軽に相談するなら、ココナラがおすすめです!
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【まとめ】青色申告を目指すなら事業用口座を作る方がベター、でも生活費が混在してても青色申告はできる
「事業主貸」「事業主借」という勘定科目を使えば、事業用口座に生活費が混在していても青色申告はできます。
ただし、口座のすべての収支を記帳する必要があるので少しめんどう…。
事業専用口座を用意して、途中からでもある程度生活費と切り分けた方が良いですね。
今回はここまでだよ。読んでくれてありがとう♪
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