こんにちは。
企業戦士からフリーライターにジョブチェンジしたNao(@nao8110_writer)です。
こんな質問をいただきました。
webライターを目指している「もずく」です。
実は記事のキーワードが決まっても、構成がなかなか作れなくてライティングに入れません…。
そう。
記事構成って、思っている以上に難しい…。
しかし「良い構成ができれば、ライティングはスラスラ進むよ」というベテランライターさんもいらっしゃいますよね。
記事をスラスラかけるようになるためにも、スムーズに構成を作れるようになりたいんじゃ!
というわけで
初心者webライターでも、構成作りがスムーズになるテクニック
3つの順番で構成を作ろう
①ユーザー設定
②ユーザーの『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』を書き出す③『顕在ニーズの答え』→『潜在ニーズの答え』の順で構成を作る
難しそうに見えますが単純なテクニックです。
ではさっそく詳しく説明していくよ~。
もくじ
構成作りを一言でいうと?
『ユーザーが「知りたい答え」を「知りたい順」に書き出す作業』ではないでしょうか?
一般的に文章構成というと「起承転結」が思い浮かびますよね。
しかし起承転結が求められる文章とは、読み手が「文章を読みたい」と思っている場合のみです。
小説とかね、文章そのものを楽しみたいっていうものだね。
しかしweb記事を読むユーザーの大半は、文章が読みたいわけじゃないのです。もっと言えば、できれば文章なんて読みたくないんですよね。
つまり文章が読みたいのではなく「答えが知りたい」のです。
なので、webライターが構成を作るときに忘れてはいけないのは、ユーザーの『知りたい答え』を『知りたい順』に、素早く提供することではないでしょうか?
構成を作るための「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」とは?
ではユーザーの『知りたい答え』とは何でしょうか?
web記事を読むユーザーが知りたい答えは2種類あります。
それが『顕在ニーズ』と『潜在ニーズ』だよ。
「顕在ニーズ」は、キーワードに対する直接的な欲求
具体的な事例で説明していきますね。
例えば、大学生のA子さんが「ハンバーグ・簡単」で検索した場合。
A子さんが『知りたい答え』は何でしょうか?
『簡単なハンバーグの作り方』です!
これが顕在ニーズです。
検索キーワードの直接的な悩みや知りたいことが『顕在ニーズ』であり、このニーズはユーザー自身も認識しています。
そして顕在ニーズは1つです。
顕在ニーズ:
簡単なハンバーグの作り方が知りたい
「潜在ニーズ」は、ユーザーも気が付いていない間接的な欲求
では大学生A子さんは、なぜ「ハンバーグ・簡単」を検索したのでしょうか?
おそらくA子さんには彼氏がいて、彼氏に手料理をふるまいたいのではないでしょうか?
しかし「簡単」と検索していることから、A子さんはちょっと料理に自信がないのかもしれません。
さて、A子さんは「簡単なハンバーグの作り方」がわかった後、他にどんなことが知りたくなると思う?
料理が苦手でもできる「男の子の好きな味付けのコツ」とか「料理上手に見える盛り付け方」とかかな?
彼に「普段から料理してるんだな」って思ってもらえるような「おしゃれな食器が欲しくなる」かもしれないよね。
これが潜在ニーズです。
顕在ニーズの答えがわかった後に、ユーザーが無意識に知りたくなることを、先回りして答えてあげるのです。
潜在ニーズ:
男の子の好きな味付けのコツが知りたい
料理上手に見える盛り付け方が知りたい
おしゃれな食器が欲しくなる
「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を知るためにはユーザー設定が重要
顕在ニーズと潜在ニーズを正しくつかむためには、キーワード検索した『ユーザーの設定』が重要です。
2人の男の子を育てるワーキングマザーも「ハンバーグ・簡単」って検索するんじゃない?
ネコ、やるじゃん!
その通りだね。
2人の男の子を育てるワーキングマザーが「ハンバーグ・簡単」と検索した場合、顕在ニーズは大学生A子さんと同じく『簡単なハンバーグの作り方が知りたい』でしょう。
しかし潜在ニーズは大学生A子さんとは全く違います。
「3分で作れる時短サラダの作り方」「余ったハンバーグの冷凍方法」などが知りたくなるかもね。
ではここからは、実際に構成作りをしてみましょう。
構成作りの流れ
【構成作り①】ユーザー設定
ユーザー設定は次の6つの項目を書き出しましょう。
- 性別
- 年齢
- 検索したきっかけ
- 知識レベル
- 抱えている課題
- 求める最高の結果
- 性別:女性
- 年齢:21歳(大学生)
- 検索したきっかけ:彼氏が家に来るので手料理を作りたい
- 知識レベル:低い(料理について詳しくない)
- 抱えている課題:普段料理をしないけれど、彼氏には料理上手だと思われたい。
- 求める最高の結果:料理が苦手な私でも、彼氏に料理上手だと言われてラブラブになれる
クライアントさんから執筆依頼をいただいているwebライターの場合、メディアのターゲットなどもユーザー設定に反映させましょう。
事前にクライアントさんとユーザー設定のすり合わせをしておくことも大切だね。
【構成作り②】顕在ニーズの書き出し
顕在ニーズ:
簡単なハンバーグの作り方が知りたい
【構成作り③】潜在ニーズの書き出し
潜在ニーズ:
男の子の好きな味付けのコツが知りたい
料理上手に見える盛り付け方が知りたい
おしゃれな食器が欲しくなる
【構成作り④】情報の並び替え
①~③でまとめた情報を並び替えていきます。
【リード文】
この記事を読むとユーザーが「求める最高の結果」が得られる
【見出し①】
顕在ニーズの答え
【見出し②】
潜在ニーズの答え
【見出し③】
潜在ニーズの答え
【まとめ】
【リード文】
この記事を読むと「料理が苦手な私でも、彼氏に料理上手だと言われてラブラブになれる」
【見出し①】
簡単なハンバーグの作り方
【見出し②】
男の子の好きな味付けのコツ
【見出し③】
料理上手に見える盛り付け方やお皿を紹介
【まとめ】
ちょっと長くなっちゃったけど、構成作りのテクニックはどうだったかな?
構成を難しく考えいたけど、webライターは『ユーザーの悩みを解決すること』に集中すればいいんだね。
【まとめ】構成作りはシンプル!webライターはユーザーの知りたいことに目を向けよう
構成の作り方にはいろいろなテクニックがあります。
しかしwebライターにとって1番大切なことは、読んでくれるユーザーの悩みを解決して幸せになってもらうことだと思うのです。
今回ご紹介した方法も、ユーザーのニーズに寄り添った構成作りのテクニックの1つとして活用してもらえると嬉しいです。
今回はここまでだよ。読んでくれてありがとう♪